【完全無煙】嗅ぎタバコって何?嗅ぎタバコの正しい使い方とおすすめ商品を徹底解説!

【完全無煙】嗅ぎタバコって何?嗅ぎタバコの正しい使い方とおすすめ商品を徹底解説!

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現代は喫煙者にとって非常に生きづらい時代です。ほんの数十年前までは公共の場所で普通に喫煙できたものが、今やそもそも喫煙所そのものも用意されない「全面禁煙」の場所も普通に見られるほど。これはもう時代の流れなので仕方ありませんが、ちょっと悲しいですよね・・(泣)

じゃあなんでタバコがそこまで嫌われているのかと言えば、その大半を占めているのが「副流煙」であることは明らか。喫煙者だけでなくその周囲の人間にまで悪影響を与えてしまうので、今後ますます煙を出すタバコは規制がされていくことでしょう。

じゃあもう喫煙者が消滅するのは時間の問題なのか・・かといえば、必ずしもそうではありません。要は『煙を出さないタバコ』を使えば良いわけで、タバコの葉が入った袋を歯茎に挟んで嗜む、無煙タバコとも呼ばれる「嗅ぎタバコ」こそがこれからの時代のスタンダードになるはず!

というわけでこの記事では、煙を全く出さないという画期的な特徴を持つ「嗅ぎタバコ」について、たばこマニアである筆者が徹底的に解説していきます!

煙太郎吹き出し
煙太郎

無煙タバコ・嗅ぎタバコというものは、最近話題になりつつあるタバコだ。しかし、社会的認知度はまだまだ低く、記事を訪れてくれた皆さんもこれらのタバコについて知りたいと思っているはずだ。誰にでも分かりやすく解説しているので、要チェックだぞ!

目次

完全無煙の「嗅ぎタバコ」が注目を集めている!

タバコ屋の少女

さて、では早速記事を始めていくわけですが、まずは嗅ぎタバコに関する概要や要点について、たばこマニアの観点から語っていきたいと思います。

煙こそが「タバコらしさ」ではあるものの・・

この記事をご覧になってくれている方のほとんどが、恐らく紙巻きタバコ、あるいは、iQOSやglo、Ploom TECHシリーズに代表される加熱式タバコを使用する喫煙者の方だと思います。

で、筆者ももちろん喫煙者なのですが、やっぱり『煙があるからこそタバコなんだよね』というのは全喫煙者の共通認識だと思うんですよね。

スーッと体内に吸引した後、口・鼻から吐き出すあのモクモクとした煙。あれこそが「タバコを吸ってる」という感じを生み出すものであることに、疑いの余地はないはずです。

タバコの煙の有害性はもう無視できない

だからこそ、タバコの煙は喫煙者としても大事にしたいものなのですが、厄介なのはその煙が「副流煙」という形でタバコを吸っていない方々にも悪影響を及ぼしてしまう点ですよね。しかも、その悪影響は「迷惑」というレベルではなく、健康被害という深刻なものを引き起こすことが分かってきたので、もはや無視できるものではなくなりました。

厚生労働省の公式HPにも、このような記載があることからも、これは明らかな事実だと言えます。

煙に含まれる発がん性物質などの有害成分は、主流煙より副流煙に多く含まれるものがあり、マナーという考え方だけでは解決できない健康問題です。

引用:たばこの煙と受動喫煙 – e-ヘルスネット

そう、もう「マナーとして」という次元ではなく、言ってみれば喫煙者の義務として、非喫煙者の方々に受動喫煙をさせない努力をしなければいけないという段階まできているのです。

でも、ほとんどの喫煙者はその事実に気づかない。それは、タバコというものが普段から使用しているものだから、『別に大丈夫っしょ』という誤った認識を持っているからでしょう。確かに、筆者も喫煙者だからこの感覚は理解することはできますが、吸わない方々からすれば『有害である可能性があるだけで嫌だ』ということなんです。

例えばですが、近所に住む人が『発がん性物質を含む煙を撒き散らしている』という噂があったら、その人の家に近寄りたいと思うでしょうか?要するにこういうこと。これと同じことを、より人が密集する居酒屋の中や車の中、コンビニで行っているのが喫煙者なのです。

煙太郎吹き出し
煙太郎

やや辛辣なお話になり恐縮だが、これからの時代はこれくらいの感覚を持って喫煙者をやっていかないと、どんどん肩身が狭くなっていくことは疑いようのない事実である。

Check:加熱式タバコの煙について

紙巻きタバコの煙の有害性については議論を挟む余地がないが、一方で、アイコスやグロー、プルーム・テック、さらにはパルズといった加熱式タバコの煙については、『有害じゃないんじゃないの?』と思われる方も多いかもしれない。

確かに、加熱式タバコを販売する各メーカーは、「煙ではなく水蒸気」という立場を一貫して崩しておらず、だからこそ『水蒸気なら安全だよね』というユーザーの安心を買うことに一役買っている。

しかし、ちょっと待ってほしい。確かに加熱式は、タバコを燃やすのではなく加熱するのだから、本質的に紙巻きと加熱式の煙は全く異なるものである。しかし、その水蒸気とやらが安全であるかどうかは、また別問題だということもまた事実なのだ。

加熱式タバコはまだまだ歴史が浅いアイテムなので、メーカーではない第三者機関による客観的な研究が不足しているのが現実だ。このような状況で、メーカーだけの言い分を聞き、それを一方的に正しいと思い込むことは、危険であると筆者は考える。

加熱式タバコは紙巻きタバコよりも安全かもしれないが、だからと言って「100%安全である」なんてことは言えない。このことを踏まえた上で、喫煙を行うべきだということを肝に銘じておこう。

煙がダメなら「出さずに喫煙」すればいいじゃない

さて、ここまでのお話で、『タバコの煙が有害過ぎるから、喫煙者は意識を変えなければいけない』という点をお話ししてきましたが、じゃあ一体どうすりゃええんや、というのもまた、喫煙者のホンネだと思います。『煙でここまでボロクソ言われるなら、もうタバコやめるしかねえじゃん・・』みたいなね。

ただここは、逆に考えてみませんか?要するに、喫煙者がボロクソにこき下ろされる理由は、他人に迷惑をかけるから、これに尽きます。だったら、他人に迷惑をかけずに喫煙をすれば良い。言い換えれば『煙を出さずに喫煙をすれば良い』わけですよ。

無煙タバコが流行の兆しを見せている・・!?

『煙を出さずに喫煙だと?そんなことできるわけねえじゃん・・』

おそらくですが、ほとんどの喫煙者はこのようなことを考えると思います。まあ、アイコスをはじめとした加熱式タバコも煙は出しますしね。でもね、実は世の中には、「無煙タバコ」というものが存在していて、それを使えば『誰にも迷惑をかけずに喫煙ができる」わけなんです!

そして、現状その無煙タバコというのは、以下のようなモノのことを指します。

スヌース(嗅ぎタバコ)
タバコ葉の入った小袋を、唇と歯茎の間に挟んで使用する。唾液は飲み込む。
スナッフ(嗅ぎタバコ)
粉末状にしたタバコ葉を、鼻から吸引して使用する。
噛みタバコ
タバコ葉を石灰や香料、ハーブや甘味料と合わせて使用。唾液は吐き出す。

参考:無煙タバコ – JT公式サイト

ご覧のように、無煙タバコには3種類あるのですが、この中で最もポピュラーなのが嗅ぎタバコである「スヌース」というもの。ややこしいのが、スナッフという粉々に砕いたタバコ葉を鼻から吸い込んで嗜むモノと同じ「嗅ぎタバコ」という名称になっているのですが、この記事では、

「嗅ぎタバコ = スヌース」

として扱っていくので、この点はご了承くださいませ。

というわけで次の章から、いよいよ無煙タバコの一種である嗅ぎタバコについて解説していきますので、誰にも迷惑をかけずにのびのびとスモーカーズライフ(ただし煙は出さない)を楽しみたい方は要注目ですよ!

煙太郎吹き出し
煙太郎

ご覧のように、嗅ぎタバコ、特にスヌースは口内に含むだけで良いので、喫煙具も不要なタイプのお手軽なタバコである。世界の中でもヨーロッパやアメリカで愛用者が多く、その流れが日本にもいよいよ到来。ガムを口に含むようなイメージで使えるので、多くの人に愛されている嗜好品である。

嗅ぎタバコってどんなものなの?タバコマニアが徹底解説します!

というわけで、ここからは嗅ぎタバコがどういった特徴を持つタバコなのかについて、タバコマニアの観点から徹底的に詳しく解説していきます。

あまりごちゃごちゃするのは趣味じゃないので、

  1. 歴史について
  2. 使い方について
  3. 使用感について
  4. 安全性について

以上4つの観点から紐解いているので、順番にチェックしていきましょう。

歴史について

まずは無煙タバコの歴史について、簡単に解説していきます。無煙タバコというと、「先進的なタバコ」というイメージがあるかもしれませんが、実は無煙タバコの歴史はものすごく古いです。

古くは15世紀まで遡る

どこまで古いのかと言えば、古くは15世紀まで遡るので、どれだけ古いものなのかがわかると思います。

スヌースのようにオーラル型の嗅ぎたばこは、15世紀前半にフィンランドから持ち込まれ、16世紀後半に大衆へと広がりました。現代では、アメリカ、スウェーデン、ノルウェーを中心に愉しまれています。また、近年では「煙の出ないたばこ」として、新たな商品も開発されています。

引用:無煙タバコ – JT公式サイト

このように、15世紀前半の北欧が発祥とされ、現在まで連綿とした歴史を紡いできました。当時のタバコはパイプ式のタバコでしたが、『煙を鼻から出すのは下品』ということで嗅ぎタバコが流行したということで、今の健康被害の観点とは別の理由で流行したということだから面白い。

しかし、そこからタバコが産業として本格的に流行するにつれて、庶民層へと流通。それに伴い、より手軽に嗜むことができる紙巻きタバコが主流になり、今に至る・・、という流れですかね。

使い方について

ここからは本格的な部分に入っていきます、まずは使い方から。もう実際の商品の写真を見せてしまった方が早いと思うので、我らが日本タバコ産業JT製品の「SNUS(スヌース)」という嗅ぎタバコをご覧ください。

SNUSのパッケージ

こちらが実際のSNUSの写真になりますが、一般的な嗅ぎタバコはこのように、小物入れのような円っぽい形状をしています。容器の材質はプラ製のことがほとんど。

SNUSのパッケージを開封

そして、開けてみるとこんな感じ。内容物をもっと近くで見てみましょう。

SNUSを手に持ってみた

寄ってみると詳細がわかりますが、イメージとしては「紅茶のパックの小型版」のようなものですね。これが20個入りで2020年2月下旬現在550円です。

そして、パック(SNUSではポーションと呼びます)の中に入っているのが茶葉の代わりにタバコの葉であり、だからこそ嗅ぎタバコはタバコの葉を使用しているという意味で、法律上のタバコということになります。なので、当然タバコ税もかかるし、20際以下は使用不可。この点は覚えておきましょう。

口の中に入れるだけでOK

そして肝心の使い方ですが、これは非常に簡単&火を使わないので安全です。

SNUSの使い方

引用:無煙タバコ – JT公式サイト

こちらはJTからの画像の引用になりますが、これが公式からのSNUSの使い方説明。要点をお話しすると、

  1. ポーションを歯茎と頬・唇の間に挟む
  2. 15分〜30分使用する
  3. ゴミ箱に捨てる

こんな感じ。これでバッチリ「喫煙(煙は出ないけど)」が完了なので、非常にお手軽に使用できることがわかると思います。

唾液でニコチンを抽出する

さて、以上のような嗅ぎタバコの使い方を見た方は、『本当に口に入れてるだけで喫煙ができるのか?』といった疑問を抱くと思うんですね。もちろんこれには理由があるので、解説していきます。

まず前提として知っておかなければいけないのが、「喫煙とは何なのか」といったこと。色々な定義の仕方があると思いますが、この記事では、

「ニコチンを摂取すること = 喫煙」

としています。つまり、SNUSのポーションを口の中に入れて、ニコチンが摂取できれば喫煙ができたということになるわけです。結局、喫煙者がタバコを吸うことに何を求めているかと言えば、ニコチンによる脳内の報酬系による満足感なので、ニコチンを基準に考えることが最も理にかなっているんですよね。(煙がないのに喫煙という点に違和感を持つ方は、単に”使用”といった単語に置き換えてください)。

じゃあ本当にポーションを口内に含むだけで喫煙ができる、言い換えればニコチンが摂取できるのかと言えば、これはもちろん可能。ポーションの中には粉々に砕かれたタバコ葉が入っていて、これを唾液で湿潤させることでニコチンを抽出。そしてこれが体内に吸収されることで喫煙完了・・、大体こんな流れになります。

これだけ見ると、紙巻きタバコも加熱式タバコも、そして嗅ぎタバコもやってることは「ニコチンを摂取する喫煙方法」だということが分かりますよね。

  • 紙巻きタバコ:燃焼させる
  • 加熱式タバコ:加熱する
  • 嗅ぎタバコ:湿らせる

タイプ別にそれぞれ上記の方法でニコチンを摂取し、タバコを楽しむことになるので、本質的にはそれほど差がないことがわかると思います。

Check:どうして唾液でニコチンが抽出されるの?

嗅ぎタバコの使い方を解説してきたが、『燃焼でもなく加熱でもなく、唾液でどうしてニコチンが抽出されるの?』という疑問を抱く方も多くいると思う。

ポイントは、ポーション内部のタバコの形状にある。紙巻きタバコや加熱式タバコに使用されるタバコの形状は、タバコの葉を単にカットする(紙巻き)、あるいは縦型に規則正しくカットする(加熱式)形が一般的だ。

一方で、嗅ぎタバコの場合は粉々に破砕したタバコの葉を使用しており、こうすることで唾液と接する表面積を増大させている。その結果、より効率的にニコチンが摂取できるようになるというわけだ。何かアブナイ薬品を使用しているというわけではないので、そこは気にしなくて問題ないぞ。

使用感について

使い方の次は、筆者がJTのSNUSを実際に使用した感想を基に、嗅ぎタバコの使用感について概説していきます。

確かに吸ってる感は十分ある

実際に使用した感じがどんなものなのかというと、不思議なことにタバコの煙を吸っていないのに、紙巻きタバコを吸った時に感じる「ニコチン感」が脳に押し寄せてきます。ただ、この押し寄せ方が特徴的で、「じんわり」と脳が感じる・・、みたいなね。

イメージとしては、スーッと吸い込むたびにニコチン感が荒波のようにザブーンと押し寄せるのが紙巻きタバコで、小さいさざ波が継続的に押し寄せるのが嗅ぎタバコです。使用時間が15分程度と長いので、長くじんわりと喫煙・ニコチンを楽しめる点に馴染めるかどうかが鍵となるでしょう。

味は製品による。マズくはないが・・

また、味わいとしては、製品によるとしか言えないですかね。例えば、JTのSNUSでは、2020年2月下旬現在、

  1. レギュラー
  2. メンソール
  3. ミント
  4. バニラ
  5. スパイス
  6. アップル
  7. 抹茶ラテ

以上のように、8種類ものバリエーションが用意されていますので、想像以上にフレーバーが楽しめると思いますよ。タバコの葉を口に含むということで、植物っぽさを懸念される方もいるかもしれませんが、その辺は全く心配しなくてOK。うまくエグみが消されています。

ただ、全体に共通する味わいについてももちろんあって、なんというか「ピリピリ感」が唾液から感じられます。これは恐らくタバコ葉から抽出されるニコチンによるものなのかな?って感じですが、はじめはこれに違和感を感じる方も出るでしょう。

ただ、「めちゃめちゃ痛い」というわけではなく、慣れればどうってことない範囲になるので、そこまで深刻に懸念すべき点ではありません。なので、自分の好きな味わいのものを選んでみるのが最も良いと思いますよ。

安全性について

最後に言及していくのが安全性についてです。使い方の部分を見てわかるように、嗅ぎタバコは煙を出さない一方で、口の中に長時間含むという特徴を持っているので、『安全性って実際どうなんだ?』と思うのが普通。

ということで、詳しくチェックしていきましょう。

煙太郎吹き出し
煙太郎

ちなみに、嗅ぎタバコの最もポピュラーな生産国は北欧、特にスウェーデンだ。最近発売になった「VELO」という嗅ぎタバコも、原産国はスウェーデンだし、後述するおすすめ嗅ぎタバコんp銘柄もスウェーデン物が多い。健康意識が非常に高い北欧由来の製品なので、個人的には安心して使用できると考えているぞ。

燃やさないのでタールフリー

タバコの安全性と聞いてまず気になるのが、「タールの有無」ですよね。タールはニコチンと並ぶタバコの有害物質の代表的なものですが、これは燃焼させる結果生じる物質ですから、口内に含む使い方をする嗅ぎタバコでは、発生する懸念は全くありませんので、ご安心ください。

そして、タールが存在しないということは、そのままタールによる発がん性を気にする必要がなくなることを意味します。では、タールにどれほどの発ガン性物質が含まれるのかについてですが、厚生労働省公式ホームページからの以下の引用文をご覧ください。

タールに含まれる発がん性物質の代表的なものにはベンゾ[a]ピレン・芳香族アミン類・たばこ特異的ニトロソアミン類などがあり、他にもがんを引き起こす可能性のある物質が約70種類含まれています。

引用:タール – e-ヘルスネット

ご覧のように、なんとタールにはおよそ70種類もの発ガン性物質が含まれているということが分かっているので、これら全てを発生させない嗅ぎタバコは非常に魅力的に映ります。

燃やさないということは、単に煙を発生させないだけでなく、有害物質を発生させないという点についてもまた、重要なことだということが分かりますよね。

煙太郎吹き出し
煙太郎

ここまでお話ししたように、タールが発生しないという特徴は、発癌性物質を減らし健康リスク・死亡リスクを大幅に下げることに繋がることは間違いないだろう。あとはこれを科学的に研究していけば、嗅ぎタバコのメリットが浮き彫りになり、認知度が大幅に向上!という未来が見える。

ニコチンはもちろん含まれる

さて、発ガン性物質が大量に含まれるタールが発生しないことをお伝えしましたが、「ニコチン」についてはどうなんでしょう?

まずタールと同様に、厚生労働省のホームページからニコチンの有害性について抜粋してみましたので、ご確認ください。

中枢神経にあるニコチン性アセチルコリン受容体 (nAChR)にニコチンが結合すると、報酬系と呼ばれる神経回路に作用して心地よさをもたらします。喫煙の習慣をなかなか止めることができないのは、この仕組みが強い薬物依存を引き起こすためです。

ご覧のように、タールには発ガン性という分かりやすい有害性がありますが、ニコチンは依存性を生み出すという点で、タールとは異なる有害性が懸念されるんです。しかし一方で、このニコチンを摂取することで喫煙者の心は満足されるので、一概には悪者にできない存在という、非常に解釈が難しい物質となっています。

そして、ニコチンはタバコの葉の中に含まれる成分ですから、嗅ぎタバコはタバコの葉を使用するという点では紙巻きタバコと同様なので、当然嗅ぎタバコにもニコチンは含まれます。だからこそ、嗅ぎタバコで吸いたい欲を満たせるわけですが、逆に言えばタバコへの依存性を断ち切れないということの裏返しでもありますので、この点はしっかり考えるようにしてください。

「無煙=安全」ではないぞ

と、いうわけで、上記のように、

  • タール:含まれない(発生しない)
  • ニコチン:含む

タバコの代表的な有害物質である上記2成分の有無について説明してきました。この結果だけから嗅ぎタバコの安全性について考えると、『タールによる発ガン性は無くなるが、ニコチンによる依存性はそのまま』ということで、

「少なくとも紙巻きタバコよりは安全そう」

この程度の認識が現実的なラインになるかなと思います。いくら無煙とは言え、100%安全であるとはもちろん言い切れませんし、『タバコを使用しないのが一番安全』であることは明らかですしね。

参考までに、嗅ぎタバコを商品として扱っているJTが、安全性に対してどのようなスタンスなのかを、以下の引用を通じてご確認ください。

SNUS使用による健康上のリスクについては、がん等の特定の疾病のリスクが上昇するとの疫学研究結果が存在しています。一方、いくつかの疫学研究においては、SNUS使用と特定の疾病のリスクとの統計的関連性を示していないものがあり、SNUS使用による特定の疾病のリスクが、他の多くのたばこ製品と比較して少ないことを示す研究結果が存在しています。

SNUSの健康影響については、今後更なる研究が必要であると認識しています。SNUSを使用するかしないかは、SNUSがたばこ製品であることを認識し、健康への影響・リスクに関する情報に基づいて、個々の成人の方が決めるべきものです。

引用:SNUS(スヌース) – JT

要点をまとめると、

『嗅ぎタバコを使用すると危険っていう研究とそうでないって研究があるから、今後も研究必要だよね。だから自己責任でよろしく頼むわ』

まあこんな感じに、商品を扱っているメーカー側もハッキリさせることができない段階ですから、やはり上述したような、

「少なくとも紙巻きタバコよりは安全そう」

このような認識を嗅ぎタバコの安全性に対して持つことが、最も現実的だということが改めて分かると思います。

煙太郎吹き出し
煙太郎

当然だが、嗅ぎタバコにはニコチン以外にも成分は配合されている。味付けをするための食品添加物がその代表であり、使用者の健康に悪影響を与える危険な成分は配合されていないとみてOKだ。

嗅ぎタバコのおすすめ商品をご紹介!

さて、ここまでのお話で、嗅ぎタバコがどういったもので、どのように使用するのかということを解説してきましたが、『ちょっと使ってみたいな』と感じている方もいらっしゃると思います。

そんな方々に向けて、ここからはタバコマニアの筆者がおすすめする嗅ぎタバコについて、何点かご紹介させていただきますね!人気のものを網羅的に扱ってみたので、要チェックですよ!

1:SNUS

SNUS

引用:日本たばこ ゼロスタイル・スヌース・バニラ6.8g – 楽天市場

商品名 価格
SNUS 500円

まず最初に扱うのが、我らがJTによる嗅ぎタバコである「SNUS」という商品です。国内で入手できる嗅ぎタバコの中では、最もメジャーな存在であり、フレーバーは以下の通り。

  1. レギュラー
  2. メンソール
  3. ミント
  4. バニラ
  5. スパイス
  6. アップル
  7. 抹茶ラテ

このバリエーションの多さこそがSNUSの魅力だと言えますが、皆さんはどのフレーバーがお好みですか?個人的には「抹茶ラテ」が気になってます。

嗅ぎタバコを実際に使ってみると分かるのですが、言ってみればアメのような感覚で使用するものなんです。したがって、抹茶ラテ風味でニコチンを摂取できるって考えると、なんというか次世代的だなと、そう思う次第。

また、購入ルートについてですが、実店舗で購入しようとすると意外と骨が折れます。筆者の場合、都内の個人でやっているようなタバコ屋さんで入手しましたが、身近なところでタバコ専門屋さんがない場合ももちろんありますよね。

そんな場合、ネット購入も視野に入れるとかなりフットワークが軽くなるので、SNUSだけでなく他の嗅ぎタバコについてもネット、特に楽天での購入を視野に入れてみても良いですよ!

2:VELO

VELO

引用:VELO 無煙たばこ ベロ – gloオンラインストア

商品名 価格
VELO 580円

続いて紹介する嗅ぎタバコが、加熱式タバコgloを扱うブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BAT)が販売をしている「VELO」という商品です。つい最近になって発売された新進気鋭のBAT自信作で、2020年2月下旬現在、実店舗では福岡市内で先行販売がされています。早く関東にもきてくれよ。

商品コンセプトは『思いっきり自由 スマートなシゲキ』、これ。無煙というタバコの特徴を前面に押し出しつつ、十分な「吸いごたえ」があることを意識させるキャッチーな内容で、一度は使ってみたくなりますよね。ケースも現代風でカッコ良いし。

購入ルートとしては、基本的にはネット購入になりそう。ただ、現状gloオンラインストアだと品薄状況になっているので、一度ご自身の目で在庫の確認をしてみることをおすすめします!

3:サンダー

サンダー

引用:サンダーフロスト ESポーション – 楽天市場

商品名 価格
サンダー 560円

続いて紹介するのが「サンダー」という嗅ぎタバコです。無煙タバコとして非常に親しまれているのが本製品であり、最大の特徴はスウェーデンの伝統あるレシピに基づいて作られているということ。

したがって、JTのSNUSのように万人ウケするようには作られておらず、ガツンとしたタバコ葉の刺激を味わえるのが良くも悪くもサンダーの特徴になります。まさに商品名通り「雷鳴」のような刺激的な使用感となっているので、『もうこれしか使えない』というヘビーユーザーは結構多い。

他にも様々なフレーバーが存在しているんですが、個人的には上記写真で載せている「フロスト」フレーバーが最もおすすめ。凍りつくようなクールなミントの風味がたまらんのよね。ぜひお手にとって試してみてください!

4:ジェネラル

ジェネラル

引用:ジェネラル – 楽天市場

商品名 価格
ジェネラル 950円

続いてご紹介する嗅ぎタバコが「ジェネラル」というもので、価格は1,000円近くする点が気になりますよね。どうしてこれほどこう価格になっているのかといえば、ポーション1つ当たりが「1g」という大容量だから!

よって、ジェネラルは内容量1g×20の20gであり、例えばJTのSNUSは16.8gなので、その差は歴然ですよね。当然、ポーション内に入っているタバコの葉が多ければ多いほど、「吸いごたえ」がアップしますので、ガツンとしたニコチン感が味わえることに疑いの余地はありません。

一方で、本当にガツンと頭を揺さぶられるくらいの喫味に仕上がっているので、嗅ぎタバコ初心者には無難にSNUSをおすすめしたい気もする。刺激強めで良いならば、最初からジェネラルを使っても良いと思いますよ!

5:オフロード

オフロード

引用:オフロード – 楽天市場

商品名 価格
オフロード 450円

こちらのオフロードという嗅ぎタバコも、多くのユーザーに選ばれている商品です。特徴としてはポーションの小ささが挙げられます。

実際の写真がなくて恐縮ですが、ポーションのサイズ感が他の製品よりひと回り分小さいので、取り回しが良く、また口に入れた時の違和感を最小限に抑えることが可能。

嗅ぎタバコから脱落してしまう方のほとんどは『なんか違う』という漠然とした違和感を抱くわけですが、それがポーションの大きさによるものだったりするので、この点をしっかりケアしているオフロードはやっぱりすごい。

実際、楽天の嗅ぎタバコ部門で見てみても、最もレビュー数が多く、またレビューの質も非常に高い人気商品なんですよ!JTのSNUSの次におすすめできる鉄板嗅ぎタバコなので、こちらもぜひ試してみてください!

6:ゴーテボーグズ

ゴーデボーグズ

引用:ゴーテボーグズ – 楽天市場

商品名 価格
ゴーテボーグズ 800円

嗅ぎタバコの大半の商品は『ニコチン感がガツンと来ればOK!』みたいなものが多く、多くのユーザーが求めているのもこれなので、売れ筋が良いのはガッツリ使用感のものが多いです。

そんな中で、こちらの「ゴーデボーグズ」という嗅ぎタバコは、上品でじんわりとくる味わいが特徴的な一品に仕上がっています。最初から最後までムラなくじっくり味わうことができるので、安定感のある喫味を求める方にはおすすめしたい。

逆に、ハイパワーでガッツリ感のあるものが欲しければ、他の製品を試してみたほうがいいかも。

7:グロブ

グロブ

引用:グロブ – 楽天市場

商品名 価格
グロブ 950円

嗅ぎタバコの本場は北欧、特にスウェーデンであり、こちらのグロブという嗅ぎタバコもスウェーデン生まれの嗅ぎタバコになります。

ポーション1つ0.9gというという容量の大きさも魅力ですが、さらに持続時間にこだわっている点もなかなかにGood。容量的に20〜30分程度は持ちそうな嗅ぎタバコなので、使用時間にこだわりたいという方にはおすすめ。

また、ゴミ問題に厳しい北欧というお国柄、他の嗅ぎタバコとは異なり内部の蓋が二重になっている点も面白い。このように、嗅ぎタバコは地域によって色々な差が出てくるのも楽しめるポイントだと言えるでしょう。

8:エッタン

エッタン

引用:グロブ – 楽天市場

商品名 価格
エッタン 950円

嗅ぎタバコの人気銘柄トップ3に食い込んでくるのが、こちらのエッタンという嗅ぎタバコ。ジェネラルとエッタンは海外メーカーながらJTのSNUS並みに人気ということで、
その質の高さは折り紙つき。

個人的には、ニコチンのガツンとくる感じと、エグ味の少なさのバランスが取れているバランサー型の嗅ぎタバコだという評価で、無難な選択肢としておすすめしたい気持ちが強いです。

国内で購入すると1,000円弱とやや割高ですが、24袋入りなので20袋入りの他製品よりも高いのは仕方ないこと。おすすめの嗅ぎタバコとして推薦できるので、試してみてください!

まとめ

というわけで、この記事では煙を出さない無煙タバコ「嗅ぎタバコ」について詳しく扱ってきましたが、いかがでしたか?今後、嫌煙の流れはどんどん進んでいきますから、必然的に煙を出さない無煙タバコのニーズは確実に高まってきます。

その流れを先取りし、喫煙者と非喫煙者が共存できる社会にしていくのもまた、吸う側である喫煙者の務めではないでしょうか?だから筆者は、これからも積極的に嗅ぎタバコを使い続けるし、このような記事を通じて啓発活動にも参加していきたい。

皆さんも、嗅ぎタバコをぜひ試してみて、「煙を出さないスモーカー」を目指してみてください!こういった地味で小さな行動の積み重ねで、社会は良くなっていくはずですからね!

NICOLESS DRSTICK

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煙太郎

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