※本ページにはプロモーションが含まれています。
従来型の紙巻きタバコが嫌煙ブームにより急激に姿を消していく中、その代わりとして人気になっているのが
- iQOS
- glo
- Ploom Tech
といった燃やさないタイプのタバコ。これらは「加熱式タバコ」という呼び方が正しい呼び方なのですが、「電子タバコ」と呼んでいる方がとても多いです。一方、iQOSなどとは別に「VAPE」というタバコのようなアイテムも徐々に人気が出てきていて、こちらに関しても「電子タバコ」と呼ばれてしまっています。
一見すると、両者とも「燃やさない」という共通点から、同じ種類の「電子タバコ」だと思われがちなのですが、実際のところは全くの別物。健康被害や価格など、かなりの違いがあるため、両者を混同してしまうような呼び方が普及している現在の状況は、かなり危険な状況だと言えるでしょう。
そこでこの記事では、「電子タバコ」と一緒にされがちな
- iQOSなどの「加熱式タバコ」
- VAPEなどの「電子タバコ」
の両者について、タバコマニアが正確な違いを解説していきます!
目次
「〜タバコ」が増えすぎて混乱する人が続出
冒頭でもお伝えした通り、iQOSやVAPEなど「〜タバコ」と呼ばれる製品がどんどんと増えていく一方、それらの正式な名称が存在しないため、我々一般人からすればどの製品がどんなタバコで、どんな特徴を持っているのかについて混乱してしまいますよね。
このような「〜タバコ多すぎ問題」には、販売する側や管理する側の認識が統一されていないことが原因として存在しています。
各団体やメーカーによって呼び方が違うのが原因
例えば、「加熱式タバコ」であるiQOS・glo・Ploom Techの呼び方1つとってみても、
- 新型タバコ
- 加熱式電子タバコ
- 次世代型タバコ
といったように、団体やメーカーによって呼び方がこれだけ異なります。
一方で、VAPEなどの「電子タバコ」においても、「新型タバコ」といった呼ばれ方が存在しているため、消費者である我々からすれば
「どれがどれだかわかんないよ」
と感じてしまうのも無理ありません。個人的には、このような混乱に乗じて、「健康的リスクなどを誤魔化して自社の利益に繋げたい」ような流れすらあると思ってしまいます。
したがって、紙巻きタバコ以外のタバコの購入を検討している方は、各タバコの特徴や健康的リスクなどについて、正確な知識を身につけて「自分の身は自分で守る」意識を持たなければ、知らぬ間に不利益を被ってしまう可能性が高く非常に危険であると言えます。
残念ながら、タバコだけに限らず、消費者に対してわかりにくいシステムを自分で「演出して」利益につなげるようなやり方は、どこにでも転がっていることだ。これを防ぐためにも、それぞれのタバコの正確な違いを学んでいこう。
「〜タバコ」に関する正確な知識を身につけよう
ここからは、タバコマニアを自称する筆者が、「〜タバコ」と呼ばれているものに対する正確な知識を提供していきます。
まず皆さんに最も知っていただきたいのは、様々なタバコが乱立する現在のような状況でも、基本的には
- 加熱式タバコ
- 電子タバコ
の2種類に分けることができるということです。先ほど紹介したような、
- 新型タバコ
- 加熱式電子タバコ
- 次世代型タバコ
という呼び方は、いわば「新しい」というイメージを我々に植えつけたいがための「方便」にすぎず、基本的には「加熱式or電子」に分けられることを覚えておきましょう。
では、加熱式タバコと電子タバコそれぞれについて、詳しく深掘りしていきます。
iQOS, glo, Ploom Techは加熱式タバコ
まずは加熱式タバコからですが、こちらはタバコの葉を使用している「立派なタバコ」だという点が、VAPEなどの電子タバコと決定的な違い。
そして、現在国内で販売されている加熱式タバコは、
- iQOS
- glo
- Ploom Tech
以上3種です。iQOSを「電子タバコ」と呼ぶ人がほとんどですが、より正確に言えば「加熱式タバコ」だということは必ず覚えておきましょう。
では、加熱式タバコはどのような特徴を持っているタバコなのでしょうか?
加熱式タバコの特徴
加熱式タバコの特徴を一言で説明すれば、
「タバコの葉を加熱することで楽しむタバコ」
となります。従来のタバコはライターでタバコを燃やすことで、タバコの成分の1つである「ニコチン」を楽しむことを目的としたものでしたが、燃やした分だけタールなどの有害成分により
- がん
- 脳卒中
- 心筋梗塞
といった無視できないリスクを背負うことになる点が徐々に社会問題に・・現在では「嫌煙」という言葉すら生まれてしまっているほどです。
そして、以上のような「タバコの悪い点」をできるだけ減らそうという試みから生まれたのが「加熱式タバコ」で、
「燃やして有害物質が出るなら燃やさなきゃよくね?」
というコンセプトのもと、「マルボロ」で有名な「フィリップモリス社」が加熱式タバコを発売し、またたくまに大ヒットを記録しました。そして、その後を追うようにタバコ各社が続々と加熱式タバコを開発して、現在日本国内においては
フィリップモリス (マルボロ) |
iQOS |
---|---|
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ (KENT) |
glo |
日本たばこ産業 (メビウス) |
Ploom Tech |
以上の3つのメーカーから、3種類の加熱式タバコが販売されています。
iQOSを販売している「フィリップモリス」はアメリカの会社だが、実は「本国」であるアメリカ国内では、健康的リスクを考慮してiQOSの認可が降りておらず販売されていない。加熱式タバコは「安全」とのイメージが日本ではすっかり定着しているが、このような裏知識もしっかりと覚えておくべきだろう。
VAPEと呼ばれるものが電子タバコ
加熱式タバコの次は、本当の電子タバコ「VAPE(ベイプ)」について解説していきます。
VAPEは「フレーバー」と呼ばれる味のついた水蒸気を加熱することで楽しむアイテムで、タバコ成分は「一切」含まれていません。したがって、本質的には「タバコ」と呼ぶ必要がないものですが、しっかりと煙が出るので「タバコ」の一種として認識されています。
VAPEの人気が出てきたのはiQOSと同じくらいの時期で、「嫌煙」の波が大きくなってきたあたりで需要が高まったと考えてOK。元々は日本より嫌煙意識が強い欧米にて開発された製品ですが、どのような特徴を持っているのでしょうか?
電子タバコの特徴
電子タバコはタバコの葉を一切使用していないため、フレーバーと呼ばれる味のついた水蒸気を煙として楽しみます。したがって、電子タバコのことを「アロマ器具のようなもの」と捉えている方も多いようです。
価格が安くコスパに優れているため、嫌煙の流れから徐々にVAPEへと乗り換える人が続出!VAPEを専門とする「VAPEショップ」も少しずつ現れてきているため、これからどんどん普及していくことが予想されます。
また、3種類しかない加熱式タバコと比べて、非常に多くの製品が存在するのも電子タバコの魅力の1つ。基本的には3つの種類に分けられるので、それぞれチェックしてみましょう。
・手軽さがウリの「カートリッジタイプ」
最初に紹介するのが、手軽さがウリの「カートリッジタイプ」の電子タバコです。このタイプは、カートリッジと呼ばれる使い捨てのパーツにリキッドが内蔵されていますから、自分でリキッドを注入する必要がないのでとても簡単に使うことできます。
また、細長いスリムな形状をしている製品が多いため、従来のタバコのようなスタイルで使うことができるのも魅力的です。
・最もポピュラーな「リキッドタイプ」
引用:JPvapor I-1600 Starter Kit – JP vapor公式サイト
電子タバコの中でも最もポピュラーなのが、こちらのリキッドタイプです。こちらのタイプでは、様々なフレーバーのついたリキッドを自由に選んで楽しめるため、自由度の高さはピカイチ。多くの愛用者がいるのも、こちらのタイプの電子タバコです。
しかし、使い捨てのカートリッジタイプと比べてやや慣れが必要なため、手軽さでは一歩及ばずといったところ。
・パワー・吸いごたえ抜群の「ボックスタイプ」
引用:Eleaf iStick Pico Kit – amazon
こちらは、パワーや吸いごたえが抜群のボックスタイプの電子タバコ。好みのリキッドを本体に入れて楽しむ点は「リキッドタイプ」と共通していますが、大きく異なるのがそのパワーや吸いごたえです。
ボックス型のメカニックな本体は、他の電子タバコには出せないパワフルさを出してくれるので、煙や吸いごたえの点では「最強」と言っていいでしょう。ただし、より専門的な知識が必要になるため、初めてのVAPEとしてはあまりおすすめできないのがホンネです。
以上が加熱式タバコと電子タバコの簡単な紹介だ。両者の決定的な違いは「タバコの葉を使っているかどうか」であり、基本的にはiQOS,glo,Ploom Tech以外は電子タバコだと思って頂いて構わない。
加熱式タバコと電子タバコの正確な違いを知ろう
ここまでで、「〜タバコ」という新しいタイプのタバコは、加熱式たばこと電子たばこの2種類に分けられることを解説してきました。
ここからは、この記事の主題である2つのタバコの違いを、
- 同じ部分
- 異なる部分
という2点に着目して、マニアの視点から正解な知識を元に解説していきます!
加熱式タバコと電子タバコの同じ部分
まずは加熱式タバコと電子タバコの同じ部分から見ていきましょう。
1.煙が生じる
両者ともに、煙が生じる点が共通点としてあげられます。しかし、煙といっても「燃やす」わけではないため、煙というよりも「水蒸気・ミスト」といった表現の方が適当かもしれません。
煙が生じるという都合上、いくら紙巻きタバコではないといっても、やはり周囲に与える影響というのは考える必要がありますね。所構わず加熱式タバコや電子タバコの煙を振りまいていては、迷惑以外の何物でもありませんので、一定の配慮はするようにしましょう。
2.タールフリー
続いてがタールフリーという点です。「タバコの有害成分と言えばタール」といってもいいくらいには認知度が高いですが、厚生労働省がタールに対して以下のような解説をしています。
タールに含まれる発がん性物質の代表的なものにはベンツピレン・アミン類・NNKなどがあり、他にもがんを引き起こす可能性のある物質が60種類以上含まれています。
発がん性物質が60種以上も含まれているということで、こんなものを日常的に摂取していたら・・と考えてしまいますが、タールは何かを燃やすことで発生する物質だということもまた事実です。したがって、「燃やさない」特徴を持っている加熱式タバコ・電子タバコには、タールフリーという点が共通しています。
2つのタバコのタールが排出されないという点は、極めて大きなメリットだと言ってしまっていいだろう。しかし、「タールフリー = 無害」ということにはならないので、このような宣伝を鵜呑みにしてはダメだぞ。
3.吸える場所が制限される
加熱式タバコと電子タバコの続いての共通点が、吸える場所です。基本的にこれらのタバコを使用できる場所は、普通の紙巻きタバコと同じであるため、2つのタバコの共通点というよりは、「紙巻きタバコを含めた3つのタバコの共通点」と言った方がより正確でしょう。
一見すると、加熱式タバコや電子タバコはタールなどを含まず有害性が低いため、「どこでも吸ってよくね?」と思われがちですが、この考え方は大きな間違い。
紙巻きタバコより安全だとしても、非喫煙者からすれば「無害じゃないなら吸うな」と思いますし、実際それを言われたら反論のしようがありません。だって無害かどうかは証明されていない、というかもっともっと時間が経たないと証明できないですしね・・
それに、例えばVAPEを吸っている人を見た喫煙者が、
「あ、ここってタバコOKなんだ」
と紙巻きタバコを吸い始めてしまったらマズイです。そこがガソリンスタンドなどの火気厳禁の場所だったら・・こういったことを考えると、たとえ加熱式タバコや電子タバコだとしても、使う場所は普通のタバコのように限られてしまうことを覚えておきましょう。
両タバコが使用できる場所は、原則として受動喫煙の心配がない場所だ。禁煙の飲食店や、路上喫煙などは当然どちらのタバコでもNGなので、ルールを守って使用するように。
4.未成年の使用はNG
加熱式タバコと電子タバコの4つめの共通点が、未成年の使用ができないという点になります。ただこれについてはちょっとした解説が必要で、「NG」の質が両者のタバコで異なるのです。
だいぶ回りくどい言い方になりましたが、もっと簡単に言うと、
- 加熱式タバコ
- 法律により未成年の使用が禁止されている
- 電子タバコ
- 法律上は禁止されていないが、社会的に見てマナー違反
このように、「未成年の使用の禁止のされ方」が違うのですね。
なぜこのような違いが生まれているのかというと、両方のタバコの「タバコの葉を使っているかどうか」がポイントになります。
加熱式タバコは「タバコの葉」を使っているので、問答無用で紙巻きタバコと同じ法律が適用される一方で、電子タバコはタバコの葉を使っていないため、電子タバコの未成年の使用を取り締まる法律がないというわけです。
したがって、あくまでも「法律上は」、未成年による電子タバコの使用は合法でOKになります。しかしながら、電子タバコが未成年の喫煙や違法ドラッグの使用の「入り口」になってしまいかねないため、社会通念的には間違いなくNG。
したがって、未成年者の電子タバコの使用を、私たちの良識やマナーの範囲で抑止していく必要があると言えます。
法律で規制されていなくても、「未成年は購入不可」としている電子タバコショップ・サイトがほとんどだ。このように販売者・消費者両方がモラルを守っていくことが、「これからのタバコ」を考える上で最も大切なことだと言える。
加熱式タバコと電子タバコの異なる部分
加熱式タバコと電子タバコの同じ部分を解説しましたが、続いて両者の異なる部分をチェックしていきましょう。
1.ニコチン
まずは、ニコチンの有無です。ニコチンはタールと同様に、タバコの代名詞とも呼べる成分ですが、これについても厚生労働省の見解を見ておきましょう。
たばこの葉に含まれており、喫煙によって煙から体内に取り込まれます。血液中のニコチンは急速に全身に広がります。中枢神経にあるニコチン性アセチルコリン受容体 (nAChR)にニコチンが結合すると、報酬系と呼ばれる神経回路に作用して心地よさをもたらします。喫煙の習慣をなかなか止めることができないのは、この仕組みが強い薬物依存を引き起こすためです。
以上の引用にあるように、ニコチンは「タバコの葉に含まれる成分」だということがわかりますよね?そして、冒頭の部分で、
加熱式タバコ | タバコの葉を使っている |
---|---|
電子タバコ | タバコの葉を使っていない |
という点を両者の最も大きな違いとして解説しました。したがって、ニコチンの有無については
加熱式タバコ | ニコチンが含まれる |
---|---|
電子タバコ | 基本的にニコチンが含まれない |
ということになり、ここに両者の違いを見いだすことができますね。
また、引用にもあるように、ニコチンは「心地よさ」を生み出す依存性のある成分ですから、ニコチンが含まれない電子タバコは喫煙者からすれば、
- おもちゃ
- お菓子
とも言えるほど、「吸っている感じ」が得られないものなんですね。したがって、電子タバコの宣伝で
「吸ってる感がありタバコいらず」
などの文言があったら、ほぼほぼ怪しいと思って頂いて構いません。ニコチンの有無が喫煙者に与える影響は、想像以上に大きいということは忘れずに!
一方、加熱式たばこはしっかりニコチンを摂取できますから、吸ってる感は紙巻きタバコと同等程度には実感できますよ!
電子タバコのニコチン入りリキッドは「国内における販売」こそ違法なものの、諸条件を満たした上での個人輸入による個人の使用は合法です。
世界的に見て、特にアメリカではニコチン入りリキッドがかなりメジャーなことから、アメリカから輸入して楽しんでいる方も多いようですが、ニコチンは毒性物質であり危険性もあり例外的な楽しみ方になるので、ニコチン入りリキッドを楽しみたい場合には「自己責任の意識」を一層持つことが重要になります。
電子タバコはニコチンを含まないが、紙巻きタバコと上手に併用することで、節煙・禁煙を試みることは可能だ。喫煙によりニコチンを摂取している状態から、一気に電子タバコでニコチン量を0にするのは至難の技なので、併用して徐々に紙巻きタバコの本数を減らすことをおすすめする。
2.たばこ税
加熱式タバコと電子タバコの続いての相違点が、タバコ税についてです。
加熱式タバコは「タバコ葉」を使用している立派なタバコですから、たばこ税は当然かかってきます。したがって、iQOS・glo・Ploom Techはいずれもこれからどんどん高くなっていくことは容易に想像できますね。
一方、電子タバコは一切タバコ葉を使用していませんから、たばこ税の適用も当然されることはなく、コスパ面では電子タバコの圧勝です。1日に1箱加熱式タバコを使用するペースで、両者のランニングコストを比較すると、1年で「10万円」以上の差が生まれますから、節約を重視したい方には電子タバコが圧倒的におすすめできます。
この記事を書いているのが2018年の8月某日なのだが、10月にiQOSを含めたタバコ増税がされることが決まっている。非常に憂鬱だ、助けてくれ。
3.健康上のリスク
加熱式タバコと電子タバコの3つめの異なる点が、健康上のリスクになります。「同じ部分」でお伝えした通り、両者とも有害物質である「タール」は含まれていませんが、健康上のリスクはタールだけで決まるわけではありません。
結論から言えば、電子タバコの方が加熱式タバコよりも「比較的安全に」使用できると言われています。加熱式タバコはタバコ葉を使用していて、依存性のあるニコチンがしっかり含まれているので、安全性という観点から見ると「健康に良い」とはとても言えませんね。
一方、タバコ葉を一切使用しない電子タバコの主成分は
- PG(プロピレングリコール)
- VG(ベジタブルグリセリン)
という2種類の物質で、いずれも食品や日用品など私たちの生活に関わる色々なものに使用されているため、安全性が認められている物質です。コンサート会場のスモークにも使用されていたりします。
以上のように、電子タバコの主成分は安全な物質を使用しているので、比較的安全だと言われていますが、実際に人体へと与える影響は後になって出てくるのが世の常。世界保健機関や各企業、団体による研究活動も十分に行われておりません。したがって、「100%安全」と言い切ることは現状不可能ですから、この点だけは忘れずに覚えておいていただきたいです。
以上が加熱式タバコと電子タバコの違いについての全てだ。同じ部分と異なる部分がいくつもあるため、混乱してしまうかもしれないが、自分にとってベストな選択肢はどちらなのか、しっかり考えてみてはいかがだろうか?
自分の願望や使い方に適したタバコを使ってみよう
加熱式タバコと電子タバコの同じ部分と異なる部分について解説してきましたが、紙巻きタバコからの乗り換えを検討している方にとっては、
「結局どっちがいいのかよくわからないなぁ・・」
とイマイチ決めきれない部分もあると思います。そこでこの記事の最後に、全てのタバコをこよなく愛しているタバコマニアの筆者が、加熱式タバコと電子タバコをおすすめできる人について解説していきますので、参考にしてみてくださいね!
加熱式タバコをおすすめできる人
まずはiQOS・glo・Ploom Techといった、加熱式タバコをおすすめできる人からご紹介していきます。
と、その前にまずは加熱式タバコ3種類の特徴を簡単に説明させていただきますね!この3つのタバコは
「銘柄だけ違って、どれも同じなんだろ?」
と思われがちなのですが、実は「加熱方式による決定的な違い」があり、この違いが喫味や吸いごたえに非常に大きな影響を与えているのです。
・iQOS:中央加熱方式
iQOSはタバコの葉を中央から加熱する「中央加熱方式」を採用していて、タバコの葉をダイレクトに中央から加熱することで「吸いごたえ」を最も重視している加熱式タバコです。
いわゆる「タバコ感」が最も強く現れてくれるので、紙巻きタバコからの乗り換え先として最もメジャーな存在だと言われています。
・glo:360度加熱方式
gloはiQOSとは対照的に、周囲からタバコ葉を加熱する「360度加熱方式」を採用しています。周囲からじっくりとタバコ葉を加熱するため、吸いごたえよりも「タバコの味わい」を重視している点が特徴です。
よりタバコらしい喫味が得られるので、純粋にタバコを楽しむ方に強く支持されています。
・Ploom Tech:低温加熱方式
待望の「日本製加熱式タバコ」であるPloom Techは、最もスリムで携帯性が高い加熱式タバコですが、加熱方式は「低温加熱方式」を採用していて、iQOSやgloとは根本的に異なる加熱システムとなっています。
iQOSやgloは加熱方式は違えど、「タバコの葉を直接加熱する」という点は共通していました。しかし、Ploom Techは「リキッド」と呼ばれる液体を加熱し、その液体を使ってタバコの葉を「間接的に加熱」することでタバコ成分を楽しみます。
しかも、加熱温度が低温なので、加熱によって生じる「ニオイ」がiQOSやgloに比べて圧倒的に少ないというメリットが特徴的です。また、吸引できる回数に他二機種ほどの充電バッテリーによる縛りがなく、タバコが切れてもまた入れ直せば連続で1箱程度は余裕で吸引することができるのも魅力の1つ。
加熱式タバコ3種類には以上のような特徴があるため、自分に合ったものを選ぶようにしましょう!各製品の特徴をまとめておきましたので、こちらも参考にしてください。
吸いごたえ | 味わい | ニオイ対策 | |
---|---|---|---|
iQOS | ★★★ | ★★ | ★ |
glo | ★★ | ★★★ | ★★ |
Ploom Tech | ★ | ★★ | ★★★ |
加熱式タバコにはそれぞれ個性があり、合う合わないも如実に出てくる。また、同じ「メンソールフレーバー」でも、紙巻きタバコの銘柄のように全然違ってくるのが面白いところだ。以上の表に従って、自分に合ったものをチョイスしてくれ。
「タバコらしさ」を重視したい
さて、では本題である加熱式タバコをおすすめできる人についてご紹介していきます。まずは「タバコらしさ」をタバコに対して何よりも重視する方には、電子タバコよりも加熱式タバコがおすすめです。
タバコなんだから「タバコらしさ」なんて当たり前なのですが、電子タバコにはニコチンが含まれていないため、タバコと呼ばれつつも「タバコらしさ」をほとんど感じることができないんですよね。。
タバコを吸った時の「頭が気持ちよくなる感じ」は、ニコチンを含む紙巻きタバコや加熱式タバコにしか出せませんから、何よりも「タバコらしさ」を重視する方は、加熱式タバコを選んでみてください。
禁煙はできないけど健康に少しでも気をつけたい
「禁煙は正直できないけど、健康に少しでも気をつけないな」
と感じている方にも、加熱式タバコはおすすめできます。以前はタバコの持つ有害性がそれほど問題視されていませんでしたが、健康意識が高まった現代では喫煙者ですらタバコの有害性にビビってしまうほど、「タバコ = 健康に悪い」というイメージがありますよね?
実際、タバコを燃やした時に出る「タール」の有害性は相当ですから、タバコマニアの筆者でも最近はめっきり紙巻きタバコを吸うことはなくなりました。ただ、禁煙するのはやっぱり難しいですから、そうなると加熱式タバコに手が伸びちゃうんですよね。
もちろん、この記事でも何度も伝えているように、「加熱式タバコ = 無害」という訳ではありません。ただ、少なくとも紙巻きタバコよりは有害性は低いと言えるので、
「禁煙はムリだけど健康に気をつけたい」
という方は、加熱式タバコを使ってみてはいかがでしょうか?
基本的には「紙巻きタバコ・加熱式タバコ・電子タバコ」の順番で安全性が高まると考えてOKだ。このように、「害を0にはできないものの、段階的に減らしていく」という考え方を「ハームリダクション(被害低減)」と呼ぶぞ。
電子タバコをおすすめできる人
続いて、電子タバコをおすすめできる人です。
健康リスクを最小限にしたい
健康リスクを最小限にしたい方には、加熱式タバコよりも電子タバコの方がおすすめできます。
電子タバコには
- タール
- ニコチン
それぞれが含まれていませんから、紙巻きタバコや加熱式たばこと比べても安全性は高いと言えます。先ほども説明したように、電子タバコのリキッドの主成分はVGやPGといった食品や日用品に使われるものですから、安心して使えると感じる方も多いのではないでしょうか?
しかし、口を酸っぱくして何度も言いますが、100%安全ではないのでこの点だけは忘れないようにしてください。電子タバコの安全性について筆者が詳細に解説した、こちらの記事も参考になると思うので、気になる方はチェックしていただけると嬉しいです。
節約しながら使いたい
昔に比べると、タバコにかかる税金の金額がハンパじゃないことになっているため、節約しながら使いたい方には電子タバコを強くおすすめします。
以前しっかり計算したことがあるのですが、1日1箱440円のタバコを吸うペースで、加熱式タバコと電子タバコを1年間に渡って使用すると、なんと「10万円」を軽く超えるランニングコストの差が出てしまうんですよね。。
10万円って・・10年続けば車が買えてしまうレベルの差ですから、これはちょっと無視できない金額になってくると思います。
しかも、これからどんどんタバコ税が高くなってくれば、この差は膨らむばかりですから、これを機に電子タバコへと乗り換えてみてもいいかもしれませんね。
筆者自らマニアの視点でおすすめの電子タバコをランキング形式で紹介している記事があるので、電子タバコについて興味を持った方は是非ご覧になってみてください!「最初の一本」としてベストなものを厳選して紹介しているので、皆さんの参考になると思いますよ!
欧米では、タバコ税の減収に伴って、次は電子タバコに税金をかけることも検討されつつあるようだ。これが実現するかどうかはわからないが、もし実現した場合、スモーカーにとっては取り返しのつかない大きなダメージとなるだろう。
まとめ
この記事では、加熱式タバコと電子タバコの違いについて解説してきました。
この記事が、皆さんのスモーカーズライフのお役に立てれば嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
私はこのサイト「BEST VAPE」の案内人である「煙太郎」だ。現在は加熱式タバコもVAPEも同じ「電子タバコ」というくくりにされているが、実際は全くの別物である。両者の違いについて、健康面やコスパ面など様々な観点から解説していこうと思う。